不貞行為とは

実際、どのような行為が不貞行為となるのか？
逆に、不貞行為とならいない場合を、ここでお話していきます。
配偶者以外の異性と、映画に行ったり、ドライブに行くなどのデートや、キス、ハグなどは、浮気になるのかもしれません。
しかし、このような行為だけでは、法律で定められている「不貞行為」には当たりません。
法律でいう不貞行為とは、配偶者以外の異性と性的関係をもつことです。

また、判例では、「性交渉があったと推認できるに至る充分な状況」が認められた場合とされています。
例えをあげますが、よくあるのがラブホテル利用です。
ラブホテルという場所は、肉体関係をもつ目的で利用するところと考えられています。
そのため、ラブホテルに入って相当な時間出てこない場合は、性交渉があったと推認できる状況に該当します。
また、裁判で不貞行為を離婚の理由と認めてもらうためには、継続的な事実も存在しなければなりません。
※なお、判例では、１回のみの不貞行為を理由に、離婚を認めたケースはほとんど存在しません。

不貞の証拠とは、浮気相手との間に肉体関係があったことを裏付ける証拠のことです。
例えば、ラブホテルへの出入りや、一方の自宅での宿泊などです。そして、誰がみても納得する写真等を撮る必要があります。
もし、証拠がないにもかかわらず、浮気の疑いだけで追求してしまうと、証拠を隠される可能性があります。なので、ここは、慎重になっていただきたいと思います。
また、相手を問い詰めたりすると、その後の調査において、証拠をつかむまでに膨大な時間と費用がかかってしまうリスクもあります。
そうならないためにも、慰謝料を請求する前、または、離婚を要求したりする前には、確実に不貞証拠を押さえておかなければなりません。
後々、「既婚者とは知らかった」などと言い逃れされてしまわないように！