年齢と浮気心

いまや、インターネットの出会い系サイトや、SNSが花盛りです。
最近では、男女の出会いの場として、利用している人も多いと思います。
出会いの場が増えたことで、パートナーに、隙があれば「浮気をしてやろう」と思っている人は、けっこう多いのではないでしょうか？？
その一方で、「自分が浮気をするのはいいが、パートナーが浮気をするのは許せない」とわがままな心理が人間にはあります。
そのため、パートナーが浮気をしないように、たえずパートナーの行動を注意してみている人もいるでしょう。
パートナーが、突然、出掛けるとなると、「誰と出かけるのか？」「何時に戻るのか？」と、あれこれ疑い、心配する人がいるかもしれません。
しかし、人が浮気をする時期には、心理的な法則があります。
どういう時期に浮気をしたくなるかは、ある程度、心理学的な法則から予測が立てられます。

アメリカの心理学として有名なアルフレッド・アドラーは

３人目の子どもを産んだ女性が、最も危ない

と明言しています。
年齢でいうと、３０～４０代の女性が、もっとも浮気に走りやすいとのことです。
また、この時期に、浮気が多発するということは、別の研究でも立証されています。
これは、イギリスの女性を対象とした調査で、３０歳以降の女性、夫との間に２～３人の子どもがいる人妻が、もっとも浮気が盛んであることも確認ができています。
もし、「うちの嫁は２０代前半で、色気たっぷりだから、男と浮気しないだろうな」と心配している世の中の旦那さんたちは、そういう心配は無用であるといいたいです。
なぜなら、女性の浮気心が燃える時期は、３０～４０代と、もう少し年齢が上の時期だからです。
ちなみに、男性も浮気心が激しくなるのも、３０後半～４０代にかけてだそうです。
このころは、仕事にも熱中する時期であり、身体的にも精神的にも脂がのっている時期です。
人生で最高潮に達する生命のみなぎりが、そのまま浮気に突っ走る原動力になっているのかもしれません。
さらに、この時期は、ある程度の収入もあって金銭的な余裕があることから、それゆえ、愛人を囲いやすい条件がそろっているわけです。
そもそも、お金がなければ浮気するという気持ちにもならないはずです。

ただし、男性が気を付けてならないことは、「不倫中ほど子どもができやすい」ということです。
これは、イギリスの動物行動学者ベイカーとぺリスが、ラットを使った実験で、ラットのオスは、浮気の最中のほうが精子の数が多く、活動的であったということが実証されています。
動物実験のことを人間に、そのまま当てはまることはできませんが、「浮気をしているときほど燃えるんだ」という感想をもつ男性はけっこう多いもので、認知するつもりがないなら、遊び相手の愛人に子どもを作らないように！
結論として、浮気心が旺盛な人がどうか見抜きたいなら、年齢に注目してみるのがいいと思います。
もっとも浮気しそうなのは、３０～４０代の、生命力にあふれた人たちだとみなしても、さほど大きな間違いはないはずです。

人は、どういう時に恋に落ちるのか？
この問いの答えは、やさしいようで難しいと思います。
大抵の人は、「好みの異性に出会ったときじゃない？」って答えると思いますが、間違いではありません。
しかし、人間が恋に落ちるときには、「時間帯」という隠された手がかりがあります。
「まさか、そんなことはない」と思うかもしれませんが、心理学で実証されたデータがあります。
であれば、どういう時間帯に人は恋に落ちるのか？
結論から先に答えると「深夜」です。
深夜になればなるほど、人は恋に落ちやすくなるのです。

このような心理法則を明らかにしてくれたのが、ヴァージニア大学心理学科のジェームズ・ペニベーカー教授です。
教授たちの実験というのは、市内のバーにおいて、男女１０３人を対象に、同じ日３回に、ただ時間帯だけを変えて、「このバーにいる異性はキレイ（ハンサム）かと」尋ねてみたそうです。
調査をした時間帯は、午後９時、午後１０時３０分、午前０時の３回です。
客たちは、夜が更けていくにつれて、異性のことが気になっていったという結果に！
この結果を、ペニベーカー教授たちは、こう解釈しています。

閉店が近くなると、誰でもいいから、ともかく一夜の相手を持ちたいと思うものです。そのため、自分の理想を下げてしまい、異性が魅力的に見えてしまうのです。

この心理分析には、とても説得力があります。
なぜなら、人は、深夜になるほど、人恋しくなるという心理があるからです。
「なんで、こんな男と一夜をともにしてしまったのか？」と後悔する女性がいるかもしれません。
それは、深夜にナンパされたからという原因があるとも考えられませんか？
夜が更けてくるほど、どんな男性でも魅力的に見えてるもので、そういう失敗も起こしくやすくなります。